こだまの掃除のひとこま。

 夕方5時を過ぎると、生活介護でも送迎が始まる。
残った利用者が少なくなってくると掃除を始める。みんなですれば良いのだが人が多いと狭いこだまでは
みんなが立ってしまうと掃除をする場所が確保出来ないのだ。

 今日も5時を過ぎて残っているの利用者と掃除を始める。1人はイスを机に載せて置く係、掃除機を職員と一緒にかける係
そして雑巾掛けをする係に分かれる。
狭いこだまで雑巾掛けをする場所は玄関から台所に通じる5メートルほどの廊下しかないが、
その廊下の雑巾掛けをはじめは職員がやっていたが、先日から利用者の1人とやり始める。
当の本人は職員が遊んでくれている、と思っているようだが
モップをもって行ったり来たり、何往復も出来るようになった。
途中、大きな目になったり、口を大きく開けたり、とてもうれしそうな表情を見せてくれる。
普段なかなか見せてくれないその表情をもっと見たくて、もっともっととやってもらう。
きっと、何ヶ月先には本当にモップ掛けをしてくれそうな予感がする。
遊びから仕事にの図式。

みんな、自分の力を早く引き出してほしいと
いたる場面でテレパシーを発信しているだろう・・・。