うまくいった!

<せいかつ1の様子>
<午前>
 作業(クロモジ茶)/造形
<午後>
 バスに乗ろう/造形


1年半前からこだまに通うようになった利用者に一人は
今週の月曜日にとうとう自分でご飯を食べれるようになった。


これまで、全介助の食事介助からはじまり
少しずつ自分で食べれるように支援をしていっていた。


まずは姿勢を保つために、運動を多く取り入れた。
はじめ30分しか歩けなかったことが45分まで伸びるようになった。


食事の部分でも、
まずは職員が食器を持って、
本人にスプーンを持ってもらうところから始まった。
そこから1年過ぎたころには、逆の手で食器を持てるようになっていた。


いろいろな職員がかかわっていたが、
ある職員が特に頑張っていたことを思い出す。


そして、6日の月曜日には
テーブルの上に置いてある皿を自分でとって
スプーンの上にのってあるご飯をぺろりと食べた。
一度だけでなく、何度も自分でお皿をとって食べていた。
もちろん自分から皿をとって食べるという行為は初めてのことで
とてもうれしく感じた。


それまでずっと頑張って支援していた職員は
10月から異動があり、ほかの部署に移っていたが、
そのことを報告するととても喜んでいた。


最近チームで支援をしていると実感することがとても多い。
一人では限界があるが、チームで支援をすることで
その限界が見えなくなる。
今回の『うまくいった』ことも
我慢して支援を続けた職員がいた成果だと思う。


本人の持っている力を発揮してもらうために
チームの力は必要になる。
それが証明された気がした。